お知らせ

携帯の有害サイト閲覧制限その②

2011.09.13

台風被害などがあり、続報までの日があいてしまいましたが
ちょうど8月末に「和歌山県青少年問題協議会」が開催されました。
そこで、この調査についての説明がありましたので
改めてお知らせします。

高校生所有の携帯では
・フィルタリングをしている 33%
・フィルタリングをしていない 67%

していないと答えた保護者に尋ねたところ
・最初からしていない 70%
・途中からフィルタリングを解約 28%
(途中解約に至る期間→平均12.6カ月)

更に、この「最初からしていない」と答えた70%の回答者に
携帯名義が誰になっているかを訊くと
・子ども以外 87.5%

フィルタリングをしない、あるいは途中で解約する理由として
親の回答で一番多かったのは
・こどもを信用している 
高校生の回答で一番多かったのは
・ブログ、音楽ダウンロードなどの使用ができない
だったとのこと。

まとめると、
・和歌山県では67%の高校生がフィルタリングをしていない
・そのうち最初からしていない割合が70%、残りが途中解約
・最初からしていない70%のうち87.5%は
 契約名義が親・家族(本人以外)
・親は子どもを信用してフィルタリングをしないことが多い
・こどもは音楽ダウンロードやブログの利用のために
 フィルタリングを外すことが多い

府県別でフィルタリングの利用が最も高い石川県については
小中学生には携帯電話を持たせないということを
小中学生の親の努力義務として県議会で可決している、
という背景も影響しているようである。
(2009.6.29石川県「子ども総合条例」改正案可決)

さて、この携帯のフィルタリングについて
子どもを持つ親としてはどのように思われるでしょうか?

青少年会議の中では、
「フィルタリング利用の是非による直接的な影響が
どれほどあるかについての検証はなされていないが
やはり親の危機意識が低いのでは・・・」
「名義が親であっても、使用者が未成年とわかるなら
販売店でもう少し積極的に制度説明を促してもらえないだろうか」
「保護者への啓発だけでなく、子どもへの直接的な啓発の機会を
増やしてはどうか」
といった意見が交わされました。

遅くなりましたが、報告です。