お知らせ

紀伊民報さんに掲載されました☆②

2017.02.17


2月17日日付の紀伊民報さんに今回も掲載して頂きました~(*^^*)

以下、記事の原文です。
【ママさん記者体験記② 「ちゃんとして」はダメ】
学齢期版連続講座
 学齢期の子どもがいる親が育児スキルを学ぶ講座「コモンセンス・ペアレンティング」の2回目は、いよいよ具体的なしつけの仕方についての学びに入った。どうすれば子どもの良い行動を増やし、悪い行動を減らせるのか。子どもに「なんでこんなことをしたの?」と聞くのはかえって良くない。「ちゃんとして」などあいまいな表現では伝わりにくいといった話には、思い当たる節が多すぎて、思わず周囲のお母さんたちと苦笑いをした。
(中沢みどり)
 この日、進行役の松本千賀子さん(Com子育て環境デザインルーム代表)がしつけの効果的な方法としてキーワードに挙げたのが「行動の描写」と「結果を用いる」こと。
 「子どもをほめる時、しかる時どちらの場合でも、どんな行動が良かったのか、あるいは悪かったのか、して欲しいことは何かを、具体的に伝えてください」と松本さん。
 
 たとえば「おもちゃを片付けられたね」というのではなく「お母さんがリカちゃん人形をもう片付けてと言ったら『うん、分かった!』と言って、すぐにリカちゃんハウス片付けたね」と、親が見た子どもの行動や親が聞いたことを再現できるくらい具体的に子どもに伝えると、子どもは自分の行動の何が良かったのか、悪かったのかを理解しやすいという。
 「普段、何でこんなことをするの?とか、ちゃんとしなさい!とか言ってませんか?『何で』と聞いても子ども自身わかりにくいことが多い。『ちゃんとしなさい』はあいまいで、子どもからすればどうしたらいいのか分かりにくい」と松本さん。
 続いて「結果を用いる」手法を学んだ。帰宅したらすぐに手を洗うといった「良い行動」には、テレビをいつもより10分長く見てもいいといった「良い結果」を、ぐずぐずしてすぐにご飯を食べないといった「悪い行動」には、ゲームの時間を10分短くするといった「悪い結果」を用いることで、子どもの良い行動を増やし、悪い行動を減らしていくというものだ。これには、子どもの行動に見合った大きさの「結果」を用意することが大切だという。
 参加したお母さんたちが2人一組になって「親」「子ども」の役を演じ、親の話し方や話す時の環境で子どもの受け取り方がまったく違うことも体験した。子どもの立場になると、なるほど、目も合わさず、離れた場所から大きな声でものを言われたら、威圧的でムカツクとしか思えないな、と実感した。