お知らせ

紀伊民報さんに掲載されました♪④

2017.03.21


2017年3月10日(金)の紀伊民報さんに学齢期版連続講座④が取り上げられました。*^^*

以下、記事の原文です。
【ママさん記者体験記④ 褒め方にも「こつ」がある】
学齢期版連続講座

 大人だって褒められることがうれしいもの。子どもならなおのこと、自分のしたことを認めてもらい、褒めてもらうこと「次も頑張ろう」という気持ちになるだろう。褒め方にもこつがある。親が育児スキルを学ぶ講座「コモンセンス・ペアレンティング」の学齢期版4回目は、子どもの良い行動を増やす「効果的な褒め方」について、実践的に学んだ。

(中沢みどり)

 「効果的な褒め方とは子どものした良い行動を心から認めて、励ますことです」と進行役の松本千賀子さん(Com子育て環境デザインルーム代表)。

 具体的なステップとして①「すごいね!」「ありがとう」と言った商人を示す②子どもの良い行動を明確に話す③褒める理由を話す④良い結果を用いるーの四つを、順序通りに子供に伝えるといいそうだ。説明を受け、この日も実践に移った。

 ②と④は前回と前々回に、効果的で具体的なしつけの方法として学んだ「行動の描写」と「結果を用いる」のこと。良かった行動を具体的に話すことで、子どもに何が良かったのかが伝わりやすいという。

 ③の「理由」は、子どもの「行動」によって、なぜその「結末」になったかをつなげるものだ。子ども目線にたち、その子どもにとって良いことにつながる前向きな理由を挙げればいいという。

 この日も班に分かれ、ファシリテーター役のスタッフとマンツーマンで実践。参加したお父さん、お母さんたちは、実際にわが子の「良い行動」を例に挙げて練習した。

 わが家の場合、小学4年生の長女(10)が、朝起こさなくても自分で目覚し時計をかけて起き、さっと服を着替える。これを「良い行動」として褒める練習に使った。

 長女役のファシリテーターに「すごいね!」と笑顔で呼び掛ける。「朝、お母さんが起こさなくても、自分で起きて着替えられたね!」と良い行動を描写した後、「早く学校に行く用意ができて、遊ぶ時間が増えるね」と理由を話す。最後に「学校に行くまでに、好きなテレビを10分間見てもいいよ」と良い結果を伝えた。

 「小さなことでも、すぐに、その場で褒めること。叱るより褒める割合を増やすことがポイント」と松本さん。学齢期の子どもの場合、変えていきたい問題行動一つに対して、四つ以上子どもの良い行動を褒める必要があるという。

 「一日のうち、どれくらい叱っていますか?褒めていますか?」。松本さんの問い掛けが、胸に痛かった