お知らせ

紀伊民報さんに掲載されました♪⑥

2017.04.4

2017年3月17日(金)の紀伊民報さんに学齢期版連続講座⑥が取り上げられました。*^^*最終回です☆

以下、記事の原文です。
【ママさん記者体験記⑥ まずは、親も落ち着いて】
学齢期版連続講座

 親が育児スキルを学ぶ「コモンセンス・ペアレンティング」の学齢期版講座も、いよいよ最終回を迎えた。子どもに注意する時、つい怒って大きな声を上げてしまうことがある。でも、大人が感情を高ぶらせては伝えたいことが伝わらないどころか、かえって親子関係を悪くしかねない。まずは自分が落ち着く方法と、その上で、子どもの問題行動を正す方法を学んだ。

(中沢みどり)

 「あなたを怒らせる子どもの行動を出し合ってください:。指導者の松本千賀子さん(Com子育て環境デザインルーム代表)が呼びかけた途端「話しかけても返事しない」「やってと言ったことをしていないのに『もう、分かってるって!』と口答えする」と、お母さんたちから次々に具体例が飛びだした。

 そういった時、自分の気持ちを落ち着かせるにはどうすればいいか、普段していることを挙げていく。深呼吸する。いったんその場を離れる。晩ご飯のメニューなど別のことを考えるー。「そかの人がしている方法を具体的に知ることで、実践しやすくなります」と松本さん。

 さて、大人が心を落ち着かせたところで「子どもの問題行動を正す教育法」に取りかかった。

 ステップは四つ。①子どもの問題行動をやめさせて、問題を明確に話す②悪い結果を用いる③子どもにしてほしい行動を明確に話す④練習するーだ。これまでに学んだ「行動の描写」「結果を用いる」「予防的教育法」を組み合わせた流れになっている。

 この日もわが家でよくある「テレビのチャンネルの取り合いでけんかし、お姉ちゃんAが妹Bをたたく」について、スタッフと実践練習した。

 「Aちゃん、今、チャンネルの取り合いでBちゃんの頭をたたいたよね」と問題行動を明確に話し「Bちゃんの頭をたたいたから、Bちゃんの名前を呼んで謝ってね。その後、宿題を手伝ってあげてちょうだい」と悪い結果を用いる。「今度からは、チャンネルの取り合いでたたいてしまう前に『お母さん来て!今日はどっちがチャンネル選ぶ番だった?』とお母さんを呼んでね。じゃあ、Bちゃんに謝る練習をしようか。」子どもにしてほしい行動を伝え、練習を促した。

 6回の講座を終えて、普段からできるだけ子どもの良いところを見つけ、前向きに、具体的に伝えようと心掛けるようになった。その結果か、娘たちの口答えが減り、進んで手伝いをしてくれるようになったと感じるのは、親の欲目かしら。

=おわり