お知らせ

子育てフォーラム「まちの子育てがまちの未来をつなぐ」終了報告

2016.05.20

5月15日の子育てフォーラム「まちの子育てがまちの未来をつなぐ」の終了報告です。

急な開催、そして様々なイベントが開催されていた日曜日にも関わらず、60名を超えるご参加を頂きました。
行政の方、子育て支援に携わっている方、一般の保護者の方。職種を超えた方々にお集まりいただき、子育て支援について学び、考える事の出来た貴重な時間となり、本当に感謝申し上げます。

トップバッターはNPO法人きずなメール・プロジェクトの代表大島氏。妊娠期からママを支えるきずなメールの内容に、みなさん驚きだったようです。是非和歌山県でも取り入れてほしいと、参加者の中からも声が上がっていました。
余談ですが、大島氏は当日を挟んで2泊の予定でしたので、初日は白浜で、2日目は田辺で地元料理を楽しまれたようです。また、次は導入へ一歩進んでお会いできることを願います。

2番目は私ども団体の理事長、松本千賀子。過去約10年ママたちに寄り添い、子育て講座を開催してきた経験から、ママたちを支える事がいかに未来を支える事であるか。それがみなさんに伝わっていたら、私どももうれしいところです。

3番目は和歌山県子ども未来課の松下氏。県内の状況をさまざまな数字と併せて報告くださいました。各市町村の方々が同じ場所で県の方の報告を聞く機会は、実はあるようでないのかもしれません。各地の現状に刺激を受けてくださった市町村の方々も多かったのではないでしょうか。松下氏は本当に気さくな方で、終盤の意見交換で参加の色々な方々からの要望にも耳を傾けて下さり、この日はお一人で県を背負われているような、そんな場面もありました。

4番目は私ども団体の理事もしてくださっている、和歌山大学の教授米澤氏。愛着形成の講義をしてくださり、本当に興味深く、昼食後の眠さもわすれ皆さん聞かれていました。米澤先生のお話しは私たちはよく聞かせて頂くのですが、いつもなるほど・・とお腹に落ちる内容です。もし、まだ聞かれた事のない方はぜひ一度聞いて頂きたいです。

そして、そこからいくつかのグループに分かれ、各自の立場での今の課題や、今後への提案を話し合っていただきました。今回のフォーラムの締めくくりはやはりこれでしょう!地域、職種を超えた方々でグループでの話し合いができたことが何よりの1日の成果です。

内容はここに書き尽くせられませんが、私たちが今まで歯がゆく思っていたことを、行政の方も思っておられたことに、和歌山の未来は明るいかもしれない・・と思わずにいられない内容でした。

米澤先生が最後今回のフォーラムは「つなぐ」という言葉がキーワードとおっしゃっていました。
未来へつなぐために、それぞれがつなぎ役を担っていけたらと思います。